以前のマスタングペーストの記事で、
本格的なレザーオイル(クリーム)では、「マスタングペーストとコロニルのシュプリームクリームがツートップ」と書いたが、今回はそのシュプリームクリームを紹介します♪
コロニルは1909年に誕生した、ドイツのレザーケア用品のメーカーだ。
その中でも「1909シリーズ」は、コロニル100周年の2009年にスタートした高級なシリーズで、
シュプリームは、その代表的な商品だ。
(以前はディアマントという名前だったそうです)
主成分は、
・シダーウッドオイル
(針葉樹から抽出したオイルのこと。気分をリラックスさせる鎮静効果や、抗菌作用や防腐作用もあるので、美容やアロマにも使われるらしい。僕は花粉症だけど大丈夫かしら?)
・ラノリン
(羊などウールで覆われた動物の、皮脂線から分泌された油分を精製した、動物性の蝋のこと。抱水性が高いので、潤いを保つらしい。これも化粧品に利用されるそうです。)
・フッ化炭素樹脂
(合成樹脂の一種で、コロニルの防水スプレーにも使われている。シリコン系が表面に幕を作るのに対して、フッ素系は内側に浸透するタイプなので革の風合いを損わないらしい)
の3つです。
マスタングペーストが馬油のみに対して、シュプリームは植物性と動物性をブレンドしたオイルのようです。
ショップの人に聞いたら、水分も含まれているそうなので、分類的には乳化性クリームになります。
流動性のあるプリンやヨーグルトみたいで、プルプルした質感です。
指でビンから取っても、しばらくすると平らになります。
控えめだけど優しげで爽やかな香りがします(*´∀`)
これがシダーウッドオイルの香りかな?
化粧品っぽいから、お手入れの時間そのものが気持ち良くなります☆
実際にお手入れしてみます。
↑STUDIOUSのレザークラッチバッグ。
最後に手入れしたのはいつか忘れたが、たぶん半年以上前だった気がする・・・。
細かい汚れや傷が目立ち、若干カサついてます。
クリーナーで汚れを落としてから、クリームを塗り、布で拭いた。
↑お手入れ後。
分かりづらいか(苦笑)
目立つ傷はさすがに消えないけど、全体が滑らかになりました♪
ネットでシュプリームのレビューを書いている人はたくさんいますが、僕から見ても、革製品のクリームで一番バランスが良いと思います。
マスタングペーストは保革力は最強だと思うが、油分の強いクリームは革を柔らかくする作用があるので柔らかい革製品に使うと形が崩れるという話を聞くが、シュプリームは柔らかい革製品にも使えます。
また、靴クリームのようなワックスや有機溶剤は入っていないので、鞄や財布など手で触れる製品にも使えます。
それでも、艶が軽く出るので綺麗めに仕上がる。
コロニルからも、他のメーカーからも、用途の尖った物や限定した物がたくさんありますが、シュプリームがあれば大体はカバーできると思います。
(僕も初心者に毛が生えた程度なので、あまりにマニアックな物は分からない・・・)
上級者はもちろん初心者でも使いやすいクリームだと思います。
ここで強調したいのが、「初心者はもちろん上級者でも使える」ではなく「上級者はもちろん初心者でも使える」ということです。
ポケモンで例えるなら、
(引用:ゲーム画面)
↑ミュウのように、全てのステータスが適当に高いけど、突出した能力がないから、レベルの高いバトルでは使えないタイプではなく、
(可愛いから許す)
(引用:ゲーム画面)
↑アルセウスのように、全てのステータスが圧倒的に高く万能なため、どのような戦法にも対応できるからこそ、初心者が使っても強いタイプです!
(Switch買ってないから3DSまでしか知らないけど)
(マスタングペーストはさしずめ、攻撃性能に特化したミュウツーかレックウザかな?)
なので、良い革ジャンやブーツを買ったけど、何でお手入れすれば良いのか分からないという時は、シュプリームで間違いありません!
値段は少し高いですが、革製品のお手入れは年に数回だから、ブーツや革ジャンを何10着も持ってる人とかじゃなければ、長く使えます◎
(余談)
このSTUDIOUSのクラッチバッグを買ったのは2016年の春だが、その時は革製品の手入れの知識とかゼロで、2年程全く手入れとかをしてなかったのです!
汚れで色が薄くなってたので「色を染めればいいのか?」と思ってたくらいです(苦笑)
でも、それだけラフに扱ってても、目立つ傷や劣化は見られないので、革のお手入れはそこまで頻繁でなくても良いのかもしれない。
てかSTUDIOUSが品質が良いからかな?
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