先日、愛用のALPHAのブーツをお手入れした。
このブーツにはマスタングペーストを使っている。
マスタングペーストは、その名のとおり、馬油(バーユまたはマーユと読む)を精製したオイルだ。
革ジャンやブーツを買う前に、オイルやクリームの種類を調べたところ、高級なものではこのマスタングペーストとコロニルのシュプリームクリームがツートップのようです。
↓シュプリームのレビューはこちら
yuusukeaging.hatenablog.com
レザー製品のお手入れに使うオイルといったら、ミンクオイルが有名だと思うが、実は世に出回っている商品の成分は、石油とか有機溶剤などがほとんどで、ミンクオイルは数%しか含まれていないらしい(ToT)
ブランドのショップ店員の方にも色々聞いたが、彼らですら「ミンクオイルは使わない方が良い。」と言っていた。
日本は湿度が高いので、それも理由らしい。
逆にマスタングペーストは、ペースト状にするために数%、BEE OILが含まれているが、天然の馬油だけで出来ている。
表面をコーティングして艶を出す成分も色もなく、革に栄養を与えるだけのオイルなので、革そのもののエイジングを楽しめ、ラフでタフな表情になるそうです。
色の薄いバターのような質感で、指で触れると体温で溶けて塗りやすくなる。
浸透力が強いので、布ではなく直接指や手のひら全体で塗っています。
馬油は美容やスキンケアにも使われるので、肌にも良いそうです。(だからって人体にも使えるのな・・・?)
また、親切にも説明書も付属しています◎
これは凄いありがたいです。
ファッション関係の商品は、初心者に説明不足で敷居が高くなりがちですが、これなら誰でも使いやすい♪
説明書によると、
「使い続けたラフな味わいのレザーに育てていきたい場合は、ブラッシング+オイルアップのシンプルメンテでOKです」
と書かれている。
↑このコロンブス監修の靴磨きの本によると、
月に一度の靴磨きは、クリーナーで汚れを落としてからクリームを塗布するが、週に一度の靴磨きなら、クリーナーは飛ばして良いと書かれている。
重点的な手入れは、長い期間ごとにやれば良くて、短い期間の手入れはそこまで細かくやる必要はないようです。
特に、僕のブーツはドレス寄りではなくワーク寄りなので、その期間も長くなると思うし、極端に神経質にならなくても良いと思う。
↓以前の記事でも書いたが、
オイルを入れる頻度は、革の状態を見ながら柔軟にやれば良いと思います。
↑これはお手入れする前。
オイルは春に入れたのが最後なので、半年ぶりくらい。
また、今まではブラッシングするだけで、クリーナーは使ってなかったけど、さすがに1年経つからクリーナーで掃除します。
・まず、柔らかい馬毛ブラシで埃を落として、
・液体のクリーナーで掃除し、
・マスタングペーストを全体に塗った後、浸透させるため一晩放置し、
・硬い豚毛ブラシでさらに浸透させ、余分なオイルを取り、
・布で軽く磨くと、
↑こうなります☆
画像だと違いが分かるかな・・?
(お手入れ後はハーネスを付けて撮影しましたが)
カサついたブーツが引き締まりました(o^O^o)
艶を出したり色を付ける成分は入っていないけど、色が気持ち濃くなり艶も出ました。
ドレスシューズじゃないので、これくらいで良い◎
このブーツはまだ1年目だから、あまり汚れてないし乾燥もしてないから、あまり変化は目立たないけど、ガッツリ履き込んでからまたレビューしたい。
スエードや爬虫類系など一部の特殊な革以外は、どんな革製品にも使えるので、バンソンの革ジャンもマスタングペーストで手入れする予定です♪
ただ、このオイルは使用期限があるみたいです。
未開封で3年、開封後は1年になる。
そんな頻繁にお手入れしないから使いきれない!(涙)
↓その後、革ジャンに塗ってみた話です。
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