先日渋谷にお出かけして、ふと気が向いたので109men'sに入ってみた。
ん?様子がおかしい・・・??
服屋がほとんど無くなってる!
代わりにアニメショップやキャラクターグッズの店だらけになってる!!
てかビルの名前も変わってる!!!
調べてみると、去年の春にリニューアルして、
MAGNET by SHIBUYA 109
という名前のビルになったらしい。
(109men'sの前は109-②だった)
ファッションに詳しい人の話によると、109系のブランドは、海外のトレンドやハイブランドの雰囲気を手軽に味わいたい層のためのものだったが、2000年代後半から勢いが出てきたファストファッションに押されて衰退してしまったらしい。
2010年代になってからは、ノームコアがトレンドになっていたのも打撃になったようだ。
以前の記事でも書いたが
渋谷系の雑誌に載るような人達自身が、ZARAやH&Mを着ているから、無理もないと思う。
また、渋谷の街の雰囲気が変わったり、ギャル文化そのものがブームではなくなってしまったのかもしれない。
(考えてみれば、20年同じ流行の方がおかしい)
僕は偉そうにファッションのブログを書いているが、漫画やフィギュアが好きなオタクで、かつては「気持ち悪い」と差別されたような文化の店が、109のようなビルに出来ることは喜ばしいと思う。
でも、流石に全部入れ替えして良いのか?と疑問がある。
先日そのビルに入ってみると、なんとなく寂しい印象を受けた。
オタクに特化した町なら、秋葉原や中野の方がエネルギッシュだし、何か渋谷の渋谷らしさを失ってしまったように感じた。
前回の記事でも書いたが、僕は渋谷の若者の派手な文化や遊びに興味がある訳でも愛着がある訳でもない。
メンズエッグやメンズナックルを読んでたのも、ヘアスタイルが好きだっただけで、このようなファッションが好きだった訳でもない。
(柄シャツや黒系の服は好きだった)
僕自身今は、もっと長く使える大人っぽい服や高級感や本物感のある服に興味があるから、今後109系のブランドの服を着ることは恐らくない。
それでも、自分が一時期、部分的でも楽しんでいた文化が無くなってしまうのは寂しく感じる・・・。
だが最近、フォーエバー21が経営不振で日本から撤退するとニュースで話題になった。
デザインに特化したファストファッションは品質が悪いい傾向にあるから(一概に言えないけど)、消費者もそれでは満足できなくなってきたのかもしれないし、使い捨てを頻繁に買うよりも、良い物を厳選して持つ方が好まれるようになったのかもしれない。
結局、フォーエバー21で服を買う事はなかったが、日本に来た時に話題になったらしいので、そのような店が撤退することは、もしかしたら何かの過渡期か・・・?
*レディースの服やブランドは全く知識ないので、よくは分からないです。
〈余談1〉
漫画やアニメ好きが差別されたと上で書いたが、本当にそうか?と思う。
僕の世代では漫画は身近で誰でも読んでたし、フィギュアも珍しがられただけで、ネガティブな印象を持っていたのは一部だったと思う。
一部の馬鹿な奴が大声で差別して、それが大多数の意見と誤解されて流されてただけな気がする・・・。
〈余談2〉
気になったので、109の本館も覗いてみたが、こちらは賑わっていたし、ギャルっぽい人もたくさんいた。(ギャルの定義も線引きも一概に言えないが)
時代によってギャルの姿は微妙に変わるかもしれないが、一番女を出したファッションだし、普遍的な魅力があるのかもしれない。
〈余談3〉
服屋は無くなっても、天津甘栗の店はずっとある。
続いてるということは、買う人が常にいるという事だが、渋谷で誰が買うんだろう・・・??
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