服の「製造国」って気にしますか?
僕はちょっと気にします・・・。
過去の記事でも書いたが、僕はSTUDIOUSが好きです。
STUDIOUSは日本のセレクトショップで、日本のブランドの日本製の服だけを集めたショップだ。
日本製の服は作りが丁寧で繊細で、責任を持って作られているイメージがあるから好感がもてる◎
実際、STUDIOUSに限らず有名なドメブラは皆綺麗だ。
系列ブランドのUNITED TOKYOは、タグに何県製かまで表記されている。
HPを見ると、工場や業者の背景や物語も書かれているので、読んでるだけでも楽しい(^w^)
Levi'sはアメリカのブランドだが、今は一般のデニムはほとんどアメリカ製ではないため、アメリカ製の物が出ると喜ばれる。
特に、長年Levi'sのデニムを作ってきた、コーンデニム社のホワイトオーク工場が閉鎖してしまったので、そのタグが付いているデニムは今後高値になると言われている。
Vansonの革ジャンを買う時も、僕は絶対に「made in USA」の物でなければ嫌だった。
革ジャンの本場である、アメリカのブランドの革ジャンを買うなら当然の欲求だと思う。
(アメリカ人の物作りが大雑把と聞いたとしても)
DIESELやNudieJeansのデニムはイタリア製と表記されている。
洋服の本場の、高度な技術とセンスで作られてそうで信頼出来そう。
DENHAMにはさらに、「Candiani」という表記がある。
カンディアーニ社はイタリアの良いデニム生地のメーカーらしいので、(よく知らないけど)ワクワクする。
また、岡山はデニムに強いので、岡山のデニム生地を使う海外のブランドもある。
町中デニムだらけらしいので言ってみたい♪
逆に「中国製」と表記されてると、あまり良い印象がない(´-ω-`)
雑な作りで素材をゴマかしてたり、品質も悪そうなイメージがある。
だから、ユナイテッドアローズやA.P.C.(アーペーセー)の服は、中国製が多いので、買う気になれなかった。
ドメブラであるATTACHMENTの服のタグに、「made in China」と表記されてると冷めてしまうし、ALPHAのミリタリージャケットが「中国製」だと萎えてしまう。
(ちゃんとしたメーカーは、現地任せにせずにメーカーの人間がちゃんと管理している。というのを聞いたとしても)
これは多くの人が思うことだと思う。
※お出かけ用ではない普段着は特にこだわりはない。
でも、服の製造国って実は落とし穴がある。
服の製造国は、
「最後にどこの国で手を加えたか」で決まってしまうそうなのです!
つまり、
工程の90%をA国で作られて、残りの10%をB国で作っただけで「B国製」と表記できてしまうのです!Σ(×_×;)!
僕はMB氏のknowermagというサイトを参考の1つにしてますが彼も、服を勧める時に、他人から客観的に見てオシャレに見えたり褒められるような意見ではなく、産地や素材の知識など客観的に見えない情報ばかりアピールする店員は良くない。という様なことを書いている。
これは本来の「オシャレをする」という意味では正しい。
実際僕が女性を見る時は、顔やスタイルが自分好みか?とか、雰囲気が可愛いかセクシーか?です。
他人の服のブランドがどこかとか興味ないし、綺麗な女性が安い服を着てるのを聞いても全くマイナスだとは思いません。
まして他人の格好を見る時に、製造国がどこかなんて見る人の方が異常です(笑)
デニムとシャンブレーの違いは検索すれば出てくるが、いちいち覚えてないし現物を見ても判断はできない。
テーラードもパッと見ただけじゃ、素材が何かなんて分からない。
ラム革だと思ったら牛革だったこともある。
だから本当は、服の製造国なんて「見えない情報」にこだわらずに、物そのものが「良いかどうか」自分の眼で判断するべきだ。
これはひとつの正解で真理だと思う。
でも逆に、素人目で分からないからこそ、「見えない情報」にもこだわる必要もあると、僕は思ってもいます。
MB氏は別の記事で、世に流通しているカシミヤのほとんどは偽物で、素材だけを見て的確に当てられる人はプロにもいない。とも書いています。
素材の中には、長持ちせずに劣化しやすい物もあるし、扱いが難しい物もあります。
僕は革ジャンが好きですが、
・「クロムなめし」と「ベジタブルタンニンなめし」の違いは、エイジングした時のビジュアルに関わるし、手入れのしやすさも変わるらしい。
・フェイクレザーはビジュアル的には大差なくても、劣化が早いから、長く着れない。
動物を殺さないけど、ゴミになるから環境には良くない。
というのを知ってるかどうかで、物を選ぶ判断基準も変わる筈です。
ビジュアルで判断できないなら、「この素材はどんな特質か?」「このブランドは信用できるか?」「この工場は確かな実績があるか?」「この製造国は大丈夫か?」という「見えない情報」が重要になる筈です。
劣化が早いのを知らずに、高価なテーラードなんて買ったら悲惨です(>_<")
またさらに逆の話ですが、何だかんだ言っても高い服はそれだけの理由があるから、安い服とは違います。
(もちろん全てではありませんが)
ユニクロの品質が高いのは聞いてるけど、万人が抵抗なく普段着として着れる服を作っているためか、シルエットがイマイチに感じることもある。
(これももちろん全てではありません)
他の量販店とかの安い服だと、質感も着心地も悪い。
ヨーロッパの高いデニムは穿いた時に脚が綺麗にみえるように計算されているし、専門のメーカーが作った服は着心地も良い。
高い服と安い服は実際違います。
他人を見る時に細かいところは気にならないけど、自分の美意識で、自分を理想の自分にしたいなら、マニアックになっていきます。
またこれは、男で服が好きな人なら共感してもらえると思いますが、服を買うのは他人に良いと思われたりするコミュニケーションツールとしての役割だけではなく、好きな物を所有したいオタク的な欲求もあります。
ブランドの物語などの不可価値や情報が、服に限らず物を所有する楽しみでもあります。
革ジャンがそういう自己満足の代表です。
硬くて着づらいし、防寒性は悪いし、手入れは面倒だし、女ウケは悪いし・・・
でもいいんです!
自分がカッコいいと思いたいだけです◎
(服に詳しくなっていき、収集癖を満たすことに行き過ぎると、オシャレをするという本来の目的とずれていく。という様なこともMB氏は言ってました)
話が広がったので元に戻します。
服の製造国にこだわることは
「必要か?無駄か?」「良いか?悪いか?」
僕には、ハッキリどちらが正しいかは言えません。
でも、考えるための問題提起として記事にしたいと思いましたm(__)m
↓この記事の続編(補足)的な記事です。
今回の記事だけ見たら、安い服を否定してるように見えるかもしれないので。
yuusukeaging.hatenablog.com
こちらも読んで頂けると嬉しいです◎
↓お互い読者登録して頂いているAkioさんが、この記事を読んで、ご自身の考え(答え)を記事にしてくれた。
こちらも興味深いと思います◎
redmike866.hatenablog.com